両替、アメリカ国内、国外の送受金 Currencey Exchange & Money Transfer

1)アメリカでの両替    2)日本・アメリカ間の送受金    3)アメリカ国内での送金    

アメリカでの両替

海外キャッシュカードサービス

  • 海外のATMやキャッシュディスペンサを利用して、日本の銀行預金口座から現地通貨に換算して引き出したり、残高照会できるサービス。 海外で使えるATM機には2種類のネットワークがあり、クレジットカードの右下に記載されているVISA, MasterCardなどの国際決済ブランド会社によりネットワークが違います。 VISAカードはPLUS(プラス)、MasterCardとJCBカードはCirrus(シーラス)のネットワークで直接海外で引き出せます。 なおAMEXはセゾンカードのみシーラスのネットワークで引き出しが可能。ATMによってネットワークが異なるので、クレジットカードの裏面に明記してあるATMネットワーク名を確認してから利用しましょう。 尚、ATM機には見やすい場所にプラスかシーラスのマークが貼ってあります。
  • 日本発行のクレジットカードの海外キャッシング

  • クレジットカードの借り入れ機能
    一般的に日本国内で日本円を米ドルに両替する場合は、3%前後の両替手数料と、クレジットカードを使用し店頭で買い物をする場合は事務手数料がかかりますが、クレジットカードのキャッシングでは、外貨を両替えする際にかかる両替手数料や事務手数料がかからず利息は年利(約18%前後)で日割りで計算されます。 多くのATMや銀行で利用でき、少額のみが必要な時に、短期で利息を返す場合は安くすみますが、時間が経つ程金利分が高くなってしまうため、早めに返済ができない場合は割高になります。 ※カードの種類によってはキャッシングサービスが利用出来ないこともありますので、事前に確認が必要です。 ※現地のATM利用手数料が別にかかる場合があります。

    2万円を両替する場合(1ドル100円で計算)
    年利18%の場合(日割り計算、10日で返済すれば98円) ATM手数料 216円 金利と手数料の合計:314円

    (例1) 三井住友VISAの場合
    ATM手数料(消費税込み)取扱金額が1万円以下の場合は、108円 取扱金額が1万円超の場合は、216円 両替手数料・事務手数料は無料。

    (例2)セゾンカードの場合
    ATM手数料(消費税込み) 取扱金額が1万円以下にの場合は、108円 取扱金額が1万円超の場合は、216円 両替手数料・事務手数料は無料。
  • 海外プリペイドカード

  • あらかじめ入金しておいたプリペイドの残高からキャッシュカードとしてATMから現地通貨を引き出したり、ショッピングやレストランでクレジットカードとして利用できます。 多額の現金を持ち歩きたくない人や使い過ぎてしまう心配がある人に便利です。 万が一盗難にあっても、銀行口座にリンクしておらず、暗証番号でロックしているうえ、無制限に引き出せないので、被害が少なくて済みます。両替手数料が割安。 1回の引き出し限度額、加盟店利用時の上限金額が決まっているので、大きな買い物はできません。

    (例1) マネパカード
    マネーパートナーズが発行する海外専用プリペイドカード ATM手数料 100円につき約0.8円(0.8%)の両替手数料(クレジットカードの場合は1.6%程度)+ 現地ATM利用手数料

    (例2) キャッシュパスポート
    トラベレックスジャパンが発行する海外専用プリペイドカード ATM手数料 2ドル 両替手数料4% + 現地ATM利用手数料 一度に多額の送金をし引き出しも何回もしない場合に便利です。受け取り地に銀行口座を持っていなくても利用できるのが利点。作成に年齢制限がないため、16才以下の人でも利用可能です。年間の入金限度額が他のプリペイドより高いです。入金に1%の手数料がかかります。

    (例3) 新生銀行 海外プリペイドカードGAICA
    口座に入金する時にかかる両替手数料4.0% + 現地ATM使用料
  • 銀行の外貨預金

    • 日本国内から米ドルを預け入れ、アメリカ国内のATMを利用してそのまま米ドルが引き出せます。アメリカに何度も渡米する人に便利です。

      (例) プレスティア外貨キャッシュカード
      SMBC信託銀行が発行している米ドル決済専用キャッシュカード。米ドルで入金しているので引き出す度に両替手数料がかかりません。アメリカにてキャッシュを多く使う人にはとても便利。引き落とし手数料は無料。現地ATM利用手数料あり。


    日本・アメリカ間の送受金

    日本からアメリカへの送金

    • 銀行を利用して海外の銀行口座に送金
      両替手数料は安くすみますが、円建て、ドル建てでの送金にそれぞれ手数料(送金手数料、海外中継銀行手数料など) がかかるので注意。

      (例1) 楽天銀行
      楽天の運営するネットバンク。 送金日数と料金: 1日から3日 送金は、一度に付き:送金手数料750円 + 円貨送金手数料3000円 + 海外中継銀行手数料1000円 + 受け取り銀行手数料 24時間送金の手続きが可能。送金限度額があり、一度の送金の限度額が100万円。

      (例2) ゆうちょ銀行
      郵便局の運営する銀行。”住所あて送金(*)”と、外国の受取人の銀行口座または郵便振替口座に入金する”口座あて送金/口座間送金(*)”があります。

      (*1) 住所あて送金(国際為替)
      為替証書等を海外郵送で受取人に郵送し、受取人は現地の郵便局等でこの為替証書を換金します。
      送金日数と料金: 5日から10日
      送金手数料 5000円 為替証書の郵送費
      ※お申込み1回あたりの為替証書等の発行枚数は10枚まで。為替証書等1枚あたりの上限金額については、ゆうちょ銀行・国際送金取扱郵便局の窓口にある国別交換条件表をご覧ください。

      (*2)口座あて送金/口座間送金
      送金日数と料金:4日から6日
      送金手数料:ゆうちょダイレクトによる送金 口座間送金2000円、窓口での送金 口座間送金4000円。
      (口座登記料(アメリカの銀行で電子送金の際に受け取る側の支払う手数料)送金先の口座により金額が違います。また、仲介手数料(送金処理を仲介する機関が収納する手数料)等が差し引かれる場合があります。)
      地方に住んでいて近くの銀行に海外送金のサービスがない場合や一度に大きい額を送金する場合に便利です。

      (例3) 新生銀行(GOレミット)
      事前に登録をしておけば、新生銀行海外送金アプリ(Goレミット)から送金が可能なサービス。
      料金:送金手数料2000円 円建てで送金する場合は両替手数料として0.1%(最低1500円)+ 手数料(送金先の国や受取銀行により、中継銀行手数料または受取銀行手数料が発生する場合があります。)
      送金の度に銀行に行く必要がなく、アプリから送金が可能。
      同じ口座に振り込む予定がある場合に便利。数万円程度と送金金額が小額の場合は、送金手数料や両替手数料が割高になります。

    アメリカから日本への送金

    • ・ペイパル
      インターネットを利用した金融決済サービスです。日本でのインターネットショッピングの支払いや友人の送金などに便利です。 アメリカ国内で人気のサービスで、日本でも個人、商業問わず利用可能です。また、個人アカウントの上限は100万円です。
      送金日数と料金:通常3~6営業日
      口座開設や送金には手数料は無料。引出し手数料は日本円で50,000円以上なら多くの通貨で無料。両替手数料は、3.5% 送金・受取の手続きが簡単で利用しやすいですが、両替手数料が他サービスと比べ割高なので高額での送金には向きません。

      ・トランスファーワイズ
      実際の為替レートで、安く、速く、個人、法人問わず簡単に送金できるオンライン海外送金サービスです。
      送金日数と料金:1〜2営業日
      アカウント開設、為替手数料は無料で、通貨の種類と金額によって決まる送金手数料が必要。例えば、1000ドルをアメリカから日本に送金する場合の送金手数料は約15ドル。送金人が自国にあるTransferWiseの口座にお金を振り込み、その金額をTransferWiseが受取人の国の口座へと振り込む、国内送金を生かした仕組みで、迅速かつ低価格を実現。

      ・国際為替郵便 マネーオーダー
      アメリカの郵便局でドル建ての国際郵便為替を買い、それを日本の郵便局や銀行で換金する方法。 小額の送金をする場合にお勧めです。
      料金:郵便局:1枚につき9.50ドル 
      最高700ドルまでですが発行枚数の制限はありません。 比較的割安で小額~多額の送金ができます。郵便局で作る場合はアメリカに銀行口座がなくても作れるため便利。換金時に受取人の身分証明書が必要です。安全性を考慮して郵便局の保障サービス(書留)や、Fedexなど他サービスの郵送料を使用すると費用がかかります。

      オンラインを利用した銀行間での送受金

      ・ワイヤー・トランスファー
      アメリカの銀行口座からの電子送金システム。送金手数料が一定なのでまとまった金額を送金する場合に便利です。 銀行に出向かずにオンラインで簡単にやり取りができます。受け取りに日数はかかりませんが手数料が高めです。 送金先の口座番号の他に、送金先の銀行の住所、国際送金用金融機関識別コード(SWIFTコード、もしくはBICコード番号)などの細かい情報が必要です。
      日数と料金: 3日から5日
      銀行によって手数料がかかります。バンク・オブ・アメリカから三菱東京UFJに送金した場合、バンク・オブ・アメリカからの送金に45ドル、三菱東京UFJの被仕向手数料として受け取るのに1500円、その他、円為替取扱手数料または、外貨取扱手数料がかかります。
      ※送金する銀行によっては個人アカウントからなら送金手数料が無料の場合もあります。

    ・日本・アメリカ間の緊急な送受金

    • 他金融機関では通常2から3日かかりますが、ウェスタンユニオンなどのサービスでは即日振込等可能。しかし海外送金手数料や両替手数料が割高であるのと直接営業所まで出向く必要があります。 受取人がデビットカードや海外キャッシング可能なカードを持っている場合は、日本から受取人口座へ入金すると現地で、すぐにATMキャッシングが可能です。